
持ち株が株式分割を発表したら目がキラキラ、うれしくなるものです。
うれしさの次に思うことは、さてこのまま持ち続けるか売るか。
売るとなると売るタイミングはいつにしたものか?
分割発表されるのは分割が実施される1ヶ月前が多いので、悩むこともあるでしょう。
売り判断のポイントは3つ。
- 保有株の量
- まだまだ分割しそうか
- 割高かどうか
【1】まずは保有量で判断
前提として分割発表してくれる銘柄は最小単位(100株)は持ち続けたい。
でも打診買いで100株しか買っていなかったってこともあります。
となると、まずは分割前に売る選択肢はなくなります。
分割して増えたあとに売るかどうかです。
100株なら200株になるので、200株持ち続けるか半分売るか。
僕は200株ならそのまま持ち続けることが多いです。
100株が200株になると優待をもらえるレベルが上がることもありますからね。
分割前で1,000株など多く保有していれば分割前でも2割程度売るので量しだいとなります。
【2】まだまだ分割が期待できそう?
この先もまた分割する期待が持てるなら、多くを持ちこすか全てを持ちこします。
今後も期待できるかどうかについては業績の伸びと株式数で判断しています。
業績がのびて利益が増えていく見込みがあれば株価が上がっていくものです。
そうなれば再分割が期待できます。
そして重要なのが株式数。
傾向として1,000万株未満は分割しやすく、5,000万株を超えてくると分割の機会が減っていきます。
間をとる形で分割された後の株数が3,000万株程度ならそのまま持ち続け、さらなる増殖を期待して待つことが多いです。
【3】割高すぎないか?
わかりやすくPERが100倍を超えているようなら分割前に半分近くを利益確定したりします。
分割発表後の値動きは、分割発表直後は株価が上がりやすく、そのあと利益確定の売りで下がることがよくあります。
ということで、割高で1,000株など多めの株数をもっているなら発表直後に半分くらい売ります。
100株のみであればそこで売ってしまうとゼロになってしまうので、分割前は売らずに分割後に半分売るようにします。
基本は持ち続ける
ということで3つ上げてきました。
まずは保有株の量しだいで分割前で売るか分割後で売るか、そのあと今後期待できそうかで売却量を調整といった流れです。
全売却は銘柄への期待やストーリーが崩れたときだけなので、分割で全部手放すことはしませんね。
持ち続けて再度の株式分割を待ったり配当や優待をもらうなり企業の利益を受け取り続けるのが基本スタンスですから。
長期投資で資産を増殖させていくためにも、その基本スタンスは忘れずに判断したいですね。
参考記事:株式分割が資産を増やすのに最強な理由