株式投資をしていくうえで、考えていいことと考えてもムダなことがあります。
考えてもムダなことにとらわれると相場に振り回されてしまいます。
その二つとはなんぞというと、考えていいことは企業を知って価値判断しようとすること。ムダなことは株価の値動きを見て悩むことです。
考えていいのは価値を判断しようとすること
長期投資の場合、買うのは株価ではなく企業です。
自分にとってその企業が買う価値があるのか?持ち続ける価値があるか?を判断するために、事実となる数字を集めて総合的に考えるのは意味ある行動です。
ここが適当だと、保有中に精神が値動きに一喜一憂するようになります。
そんな状態で暴落などこようものなら投売りに走ってしまいます。
考えてもムダなことは値動き
対して株価の値動きをみてあーでもないこーでもないと考えるのはムダです。
値動きをまったく見るなということではなく、パッとみて判断する程度で十分。
僕の場合は月足・週足・日足をみますが、重視しているのは月足と週足が上昇トレンドかどうか。
大きな流れが上昇トレンドならば、日足が下落していても買います。理想は横ばいですけど、待ってもいつくるかわかりませんから。
さらにチャートをみる前にすでに割高かどうかを判断済みなので、割安ならばと判断できれば日足がどうあれ買うこともあります。
ウンウン考えたところで短期的な値動きはどうなるかはわからないので、そんなことよりも大きな流れを抑えれば十分なわけです。
もしもシビアにみないと不安で仕方ないとしたら、あなたにとってその銘柄に投下する資金量が多すぎなのでしょう。
ドツボにはまっているときの心理状態
ドツボにはまっているときは自分の置かれている立場などわからないものです。
でもドツボにはまっているときの心理状態は明確。
不安に支配されている状態です。
この先どうなるのか怖い、持っているのが怖いなど思うのは目先の値動きに影響を受けてしまっています。とはいえカンペキな人間などいないので、もしもドツボにはまっている・・と思っても自分を責めることなし。
そんなときはまずはチャートを見るのはいったんやめて、銘柄分析をしなおしましょう。
再評価した結果、価値ある銘柄だと思いなおせれば恐怖にやられて投売りすることは避けられます。
握り続ける銘柄じゃなかったなと思えば、手放せばいい。
そのときの売りは投売りというものではなく、価値判断したうえでの売りなので意味のある行動です。
こういう売りのいいところは反省できるところです。
最初に買うときにいいと思った理由、再評価してダメだと思った理由を見返ることで、次に活かせるからです。