営業キャッシュフローの推移を知りたいなら有価証券報告書が便利

ライザップの大暴落によって、営業キャッシュフローに注目が集まっているようですね。

めっちゃシンプルに言ってしまうと、業績絶好調にみえても営業キャッシュフローの減り方に危険信号があらわれていたということです。

 

これを機に、やっぱ営業キャッシュフロー大事だわキラーン。そういえば持ち株や買い検討している銘柄のキャッシュフローはどうなんだ・・!?なんて人もいることでしょう。

 

営業キャッシュフローは決算短信をみていけばわかりますけど、手っとり早く推移を知るなら有価証券報告書が便利です。

僕はiPhoneアプリの「適時開示なう」を利用してサクサク調べています。

 

  1. 適時開示なうの検索窓に「銘柄コードか社名」+「有価証券」をいれて検索

 

するとこうやって有価証券がザーっとでてきます。

他の銘柄を調べたいときは、検索窓の企業コードを変更するか企業名にすればOK。

便利!

 

さて、この流れでライザップの有価証券をちょいと見てみましょう。

本当に営業キャッシュフローにあらわれていたのかな?

国際財務報告基準(IFRS)に切り変わったのが2015年4月で、それ以降の営業キャッシュフローはたしかにダダ下がりです。

 

売上1,362億円に対して営業キャッシュフローが8,760万円しかなかったとは!?

営業キャッシュフローマージンは0.06%という、うっすーい状態でした。

ライザップ株を持っていたときは株式分割と優待に浮かれて見ていなかったなぁ・・・あはは

 

ちなみに国際財務報告基準になる前はこんな状態。

順調に上がっていました。

とはいっても営業キャッシュフローマージンは5%なので、アメリカの優良企業に比べたらすごく少ないけど。

 

それにしてもこうして推移をみると、国際財務報告基準(IFRS)に切り替わったタイミングから営業キャッシュフローが一気に下げているのが興味深い。

 

IFRSは企業買収してできた「負ののれん」を営業利益に計上できることになります。

経営がうまくいっていない企業買収をバンバン進めるほど、負ののれんが発生して営業利益がガンガン上がる。

ただし現金が入るわけではないので営業キャッシュフローは増えない。

 

どうにも企業買収を加速させるうえで、会計基準を変更しておいた方が表向き好都合だと判断したっぽいなぁと思えてしまいます。

 

とにかく今回の出来事はいい勉強になりました!

あらためて持ち株たちの営業キャッシュフローをしっかり見ていくことにします。

 

参考記事:営業キャッシュフローを重視するきっかけになった本