本日コインチェックにて一部通貨の売却・出金が再開されました。どうやらXEMの補償も実施されるということで、ここまできてうれしい限りです。
本当に売却できるか試したところ「流動性が低下しているため制限中」となってできませんでしが、いずれスムーズにできるようになるでしょう。
さて、今回売却・出金できるようになってふと気付いたことがあります。
今日時点で仮想通貨投資は恐らく60%くらいの損をこうむっています。そんななか、損失額よりも残った40%の資産をどう活かすかに意識がいっているんです。「値が戻るまで待とう」「目をつむってアホールドするしかない」とマイナスな開き直りにはならずに、今残っている資産の使い道を客観的に判断するようになっています。
なんでかなーと思ってふと気づきました。仮想通貨口座の資産って損益率がないんです。
株だと持ち株の横にたいてい損益率が表示されています。
たとえばAという株を1000円で100株買って、今700円だったとすると・・
【株口座】
現在値:700円 損益:-30,000円(-30%)
という風に表示されます。
これが仮想通貨の口座だと。
【仮想通貨口座】
現在値:700円 総資産:70,000円
こんな風に表示されます。仮想通貨の口座表示ってたいていこうなっています。
株口座だと「30,000円損している」になりがちですが、仮想通貨だと「今70,000円ある」と思いやすい傾向にあります。「そんなことない、ハッキリ買い値を覚えているし」なんて人もいるでしょうけど、中長期スタンスで分散買いしていた自分は平均の買い値はもはやわからない。さらにこれで損益率がでてないと、含み損がいくらかさっぱりです。
最初は損益が表示されないとはずいぶん不便だなと思ったのですが、含み損に影響されにくいことに気づいてからは結構よさげと思っています。
今回の再開にあたって会社の同僚はひたすら値が戻るまで待つといっています。やっぱりいくら損しているとハッキリ覚えていますね。取引を覚えているということ自体はいいことですし、ブロックチェーンはこれからなので、ひたすら値を待つことが報われる日もくる可能性はあると思います。が、含み損に焦点当て過ぎはいかがなものか。
投資するにあたって含み損で脳みそフリーズさせられないって大事な要素です。
そんなことで、損益を見すぎないことのメリットに気づいた今日この頃でした。