
アイアールジャパンが好決算とともに株式分割を発表しました。
持っている株がポンと2つに分かれて増えるのはうれしいです。
しかも分割後でもまだ1,859万株。
将来的にまたの株式分割が期待できる水準です。
分割しだいで一部利益確定することがありますが、アイアールジャパンについてはひたすら握って配当をもらい続けることにします。
今回の分割位置を記録
2018年7月31日に分割発表されたので、ここではその前日終値の情報を残しておきます。
株式分割発表の資料では「本日取締役会において決議」とありますが、実際はもっと前に検討されているわけなのであくまで目安ですけどね。
株価:3,525円
PER:36倍
業績順調で株価が3,000円超えてくると株式分割が検討されるのかもな~というイメージを持っておきます。
分割後に株価3,000円いくには
さて再度の分割となるために、分割後の株価が3,000円台にいけるかどうか見てみることにします。
まずは仮に2018年7月31日終値の株価で2分割した場合、分割後の株価は1,950円となります。
これが3,000円台になるには1.5倍以上の株価の伸びが必要。
利益率とPERが今のままだと仮設定した場合、利益も売上も1.5倍になる必要があります。
規模拡大しないことには利益の元気な伸びが期待できないので、売上に焦点をあわせて通期予想から1.5倍になりそうか見てみます。
顧客数が1.5倍になるか
まずアイアールジャパンは時価総額5,000億以上の上場企業を顧客ターゲットにしています。
参考記事:着実に伸びるアイアールジャパン。ビジネスみて握力が強化
そのうち、半分近くが顧客となっているんですよね。

このままのターゲットで顧客を1.5倍にできるでしょうか。
まずは2018年7月31日時点の時価総額を利用してみると、時価総額5,000億以上の企業数は277社。
そのうち48.6%シェアということは、134社が顧客になっているということになります。
これが1.5倍になったとすると201社。67社増やすことになります。
時価総額5,000億以上ある上場企業の75%近くを顧客にする。
・・・さすがにそこまで広げられるかな?ちょっと厳しい気がしました。
顧客層を広げて1.5倍にしてみたら
今度は顧客単価を半分にして顧客層を広げたとします。
ちなみにこれは一つのサービス単価を半額にするという叩き売りセールまがいな想定ではありません。
アイアールジャパンの専門業務の一部分を利用する企業がでてくるかもしれないという想定です。
秘書「社長~、最近株主が増えてきましたね」
社長「そうだな」
秘書「株主さんはどんな人たちでしょうね。わかったら効果的なIR施策ができるのに」
社長「そうだな」
秘書「そういえばIRジャパンで株主判明調査というサービスがあります!」
社長「売り込みかいな。まぁ試しに一つやってみるか」
秘書「はいー」
ひどく雑な会話が繰り広げられつつも、いちサービスを利用したがる企業がでてくるかもしれないという想定です。
つづいて顧客層の広がりにあたっては、時価総額5,000億以上から引きさげて3,000億以上も顧客にするとしてみましょう。
1.5倍にするにあたって今の単価のままなら67社増やせばいいということは、単価半額になった場合は67社の倍の134社増やす必要があります。
対して時価総額3,000億~5,000億の企業は132社です。
増やしたい企業数は134社・・・132社の枠を超えています。
あれ、これもけっこう厳しい。
さらに裾野を広げていく必要がありそうです。
ようするにガチホする
勝手にこねくり回した結果、再度の株式分割は気長に待つことになりそうだなと思いました。
とはいえ、アイアールジャパンのROEや利益率の高さ、株主還元の配当性向は長期保有が苦にならないものです。
今後の着実な成長を楽しみにがっつり保有します。