10代のときにこの本があったなら・・・!
英語の文法本で「1億人の英文法」という有名本がある。
評判がやたら高かったものの、先に単語だ単語〜ってなっていて買わなかった。
でも単語ばかりに飽きてしまったもので、気分転換をかねてこの本をついに手にした。
まぁこの本、マジでおもしろい
感覚を知ることができるから「あぁ、だからこの前置詞を使うのか」ってことがわかってくる。
例えば
- l arrived in Japan
- l reached Japan
これ日本語訳にするとどっちも「日本に到着した」。
なぜにarrivedは前置詞のinが必要なのに、reachedは必要ないのだろう?
英語得意な人だったらこう言うかな。
「それはな、arriveは自動型、reacheは他動型だからだ!(どや)」
なんて説明されてピンとくるわけないがな。
1億人の英文法ではこう説明している(シンプルにしています)
- arriveは「到着した」というただの動作だから、どこでその動作が行われたかを示すinが必要になる。
- reachは何かに手を届かせる、目的地をつかみとる感覚が入っている。だから前置詞がいらない。
ニュアンスの違いがわかったおかげで、前置詞の話しだけでなく雰囲気の違いもイメージしやすくなった。
arrived→「はい、到着しました(終了)」
reached→「よーし到着したぜぇぇ」
みたいな?ニュアンスを知らなかった時に比べたら持てるイメージが全然違う。
こういう要素がこの本にはたくさん詰め込まれている。
ニュアンスがわかってくると脳内で情景をイメージできるようになるから楽しい。
そして英語がすごく身近に感じられてうれしい。
おまけにあちこちに配置されている画像もシュールさがあって自分好み。いい本だなぁ。
この英文法の本と学生時代に出会えていたら楽しかっただろうにぃぃと思いつつ、30代も後半に後半を重ねる年齢となった僕は人生これからだと楽しく取り組むのである。