投資を始めたということはお金を増やしたい、稼ぎたいという欲があるからですが、その欲に支配されてしまうと結果は悲しいものになります。
かといって欲をなくせなどというのは無理なこと。
ようは欲と適切な距離感を持てばいいんです。
早く稼ぎたくて我慢ができない
欲に支配された状態というのは、とにかく早く稼ぎたいという思いが先行した状態。
そうなると長期目線などかったるいことはできず、近視眼的な売買に走ります。
とにかく思うのは「今日稼ぎたい」
早く稼ぎたいから値動きの安定した優良株よりも、値動きの大きい銘柄、流行りの銘柄を選択しがちになります。
リスクを考えて資金を少なめにするというコントロールができればいいですが、これだとたとえ値が大きく上がってもあまり稼げなくなります。
だから早く稼ぎたくて我慢できない人は、リスクの高い銘柄に持てるだけの資金を投下するなんていうギャンブルに走ることになるわけです。
欲は力の源
欲に支配されると近視眼的な行動をとってしまいますが、いい方向へ利用すると、欲は前向きな力の源泉になります。
もっと豊かになりたい、だから投資資金をもっと貯めよう、もっと投資資金を増やすために本業以外にも稼ごう、というように原動力になります。
欲をあやつる主人は自分自身。欲にあやつられるか、欲をうまいこと利用するかで投資結果は大きく変わっていきます。
欲が止められなかったら・・原点に立ち返る
すでに欲に支配されている場合、わかってもなかなか止められないということもあるでしょう。
僕は投資を始めて最初の3年間は欲望のまま短期売買に熱をあげていました。
変わったきっかけは「お金を手に入れて実現したい目的はなんだったのか」見つめなおしたこと。
投資を始めたのは、家族みんな一緒に豊かに暮らしたいという想いがあったから。
ところがパソコンやスマホにかじりつく、もうかって喜んだと思ったら損して暗くなる自分を家族にみせていることに気づきました。
この姿って違うだろう、と思ったわけです。
それから欲に支配される投資ではなく、家族と楽しい時間を過ごしながら資産を増やしていくやり方へ変えていきました。
あっという間に資産数億円で脱サラ!なんてことにはなりませんでしたが、淡々と資産が増えて自信にもつながっています。
これからの人生と一緒の年数だけ投資をしていくので、欲の主人となって適切な距離間を保って投資し続けていきます。