
配当狙いで投資をするうえで、増配率のチェックをするようにしています。
ためしに高配当で取り上げられるAT&Tと、配当利回りの低いVISAを比較してみます。
※情報の参考元は「The DRiP Investing Resource Center」
参照しているデータは「U.S. Dividend Championsのスプレッドシート」
まず、それぞれの配当利回りはこのとおり。
【配当利回り】
- AT&T:6.1%
- VISA:0.7%
かなり違います!
配当投資するなら、どう見たってAT&Tの方を選びます。
では増配率をみてみます。この2社は大きく違います。
【増配率(2017年 vs 2016年)】
- AT&T:2%
- VISA:17%
さて、仮にこのままの増配率だったとした場合、配当利回りが10%にのるのは何年先になるでしょうか。
【経過年】
- AT&T:25年
- VISA:17年
VISAの方が早く追い抜きました!
もちろん増配率は変動するものなので、年々下がる可能性はあります。
ただ、今のところVISAは2009年に配当が始まって以降、増配率が17%を切ったことがないです。
しかも配当性向が18%と低い状態。
これは営業キャッシュフローマージンが55%という驚愕するほど高い裏付けがあるので、まだまだ高い増配率を期待できると見ています。
配当狙いをするのであれば、増配率もぜひ知っておきたいですね。
アメリカは投資情報が実に充実していてありがたいです。
おまけ
連続増配の有名どころコカコーラは28年かかります。
(利回り3.4%、増配率4%とした場合)