エンジェル投資家は何を見抜くのか?

「エンジェル投資とはもっともリスクの高いビジネスである」
 
ここのところ「エンジェル投資」という言葉をよく目にするようになったなぁと思い、ちょうどこの本が目にとまって読んでみました。
 
興味深い内容で株式投資にも活かせる部分があると思ったわけですが、でも株式投資と見極める基準が大きく違う部分があります。
 
株式投資は事業に投資する
エンジェル投資は人に投資する
 
これです。
 
特に株式投資で優良企業による連続増配銘柄を買って配当を再投資するというやり方は、エンジェル投資と全く逆に位置します。
 
エンジェル投資において重要なのは「人」
「10億ドルの会社を選ぶのではなく、10億ドルの創業者を選ぶ」
 
「人が重要なのではない。人がすべてなのだ。」
 
この言葉に全てがあらわれています。

その創業者は10億ドルの創業者になりえるのか

これから立ち上げる会社・創業間もない会社に投資をするわけなので、吹っ飛ぶ可能性やトンズラされる可能性もあるでしょう。
 
そのために創業者のマインドを見抜く必要があります。
 
本書では創業者を見るポイントが多く紹介されています。
 
  • 創業者に必要な能力4つ+1
  • 創業者に尋ねるべき4つの質問
  • さらに深く切り込む5つの質問
 
投資を決断し実行したあともサポートや監視をしていきます。
 
  • 月次報告書をしっかり確認すること。
  • あげ足取り、後ろ向きな評論といったスケールが小さい言葉に起業家を耳をかさないよう盾になること。
  • なにより大事なのは見つけ出すべきは苦しいと気に逃げ出すかどうか見ること。
 
エンジェル投資はビジネスなので、買ったあともすべきことがあります。
 
株投資は買ったら後は売りの判断をするだけなので、ここが大きく違うところですね。
 
まさにビジネスです。

株式投資に活かすとしたら

「優れたエンジェル投資家になるにはシリコンバレーにいる必要がある」なんて章もあって、「うーん、ムリだわ・・」と感じてしまう部分もあります。
 
創業者と面談するというのも簡単にできないところでしょう。
 
でもこの人という視点は伸びる企業を判断するうえで使えると思いました。
 
株投資に利用するならば、わかりやすいポイントとして会社がイコール自分であるオーナー経営者の銘柄を選ぶところになるでしょうね。
 
四季報の筆頭株主に創業者がいるかはまず利用しやすいポイントです。
 
 
あとは企業理念や社長メッセージのビジョンをおさえたうえで決算説明資料と比較。
 
ビジョンめがけて動いている企業は熱をもっていますから、説明資料でイメージがわきやすかったり多角的に数字を紹介しています。
 
 
これだけで見極めるのは実際のところ無理だなと思ったりもしますが、判断素材の一つとして僕は利用しています。
 

エンジェル投資はこれからもっと身近になりそう

話しもどってエンジェル投資についてですが、本を読んだことで身近に感じることができました。
 
そして実際に日本においても広がりつつあるように感じます。
 
10万円くらいから若手にエンジェル投資する人も目に止まりますからね。
 
僕自身も3年くらいのうちにやってみたい!
 
今の生活スタイルではきっかけに出会えないので、こういう部分から変えていかないとなぁなんて思っています。
 
新しい刺激をもらえた本でした。