わが子はまだ2歳に満たないので話せる言葉が少ないのですが、こどもちゃれんじを始めて「しまじろう」と呼ぶことが多くなりました。
僕も幼い頃にちゃれんじを始めていましたし、妻も加入していました。
ということで自然な流れで子供にもちゃれんじを利用するようになっているわけですが、これってなかなかすごいことだと思います。
ちゃれんじを利用するのが当たり前のように浸透してしまっています。親戚も同じでした。
そういえばちゃれんじを運営するベネッセの株を検討したことがなかったので調べてみました。
結果を先に言うと買うのはやめました。
こういうビジネスの銘柄っていいなと思ったものの、割高ゾーン、事業は国内主力に変わりない、株数が1億超えとなっているからです。
業績は回復中ではある
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2014年に個人情報漏えいという不祥事がありましたが、10年通してみて売上高はほぼ横ばいです。国内教育が占める売上の割合は40%ほどで、ついで大きいのが介護・保育で25%を占めています。
純利益は2016年にボコンと下げていますが、2018年3月期ではだいぶ回復していますね。
フリーキャッシュフローもだいぶ盛り返してきています。これみると不祥事が起きてから投資を控えぎみにしているのがみえます。
進研ゼミの会員は増加中
進研ゼミは高校・中学・小学・こどもちゃんれじともに伸びていて、全体5%増の257万人です。
ここで総務省統計局の「2-4 年齢各歳別人口」の統計データをもとにみてみます。
なお、最新が2016年なので2018年の今とズレがありますが、大枠をとらえられるので気にせず進めます。
さて、0歳~17歳(高校3年後半)とした場合、人口は約1,800万人。
1,800万人中257万人が進研ゼミを利用しているということは、14%が加入している計算になります。
6歳までのこどもちゃれんじは79万人。6歳までの人口は705万人なので約11%が加入しているんですね。
勝手な感覚で3割は超えていそうだと想像していたので、思ったより少なかったです。
2020年目標は300万人+営業利益・ROEの増加
まず、2018年3月期は会員数257万人、営業利益2.9%、ROE7.3%。
そして2020年の目標は会員数300万人、営業利益7%、ROE10%以上です。
営業利益の改善数値がだいぶ高いですね。
ここは国内教育を中心に伸ばしていく予定で、ついでグローバルこどもちゃれんじの割合を増やしていくことで達成を目指しています。
進研ゼミ会員数の増加はこのようにイメージしていました。
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2018年3月期決算説明資料より
不祥事後の2016年4月は368万人だったので、
利用者の立場から見守っていきます
利益の回復、なによりも会員数の増加がいい要素ですね。
でも株を買うかについては最初に書いたとおりやめています。
すでに割高ですし、株価の大きな伸びや株式分割を狙いにくいからです。配当利回りについては2.4%ほどあるのでいいですけどね。
株は買いませんが、僕はここから何年もこどもの成長にあわせて進研ゼミを利用することでしょう。
送られてくるおもちゃも工夫されていて楽しいですし、利用者の立場からベネッセを見守っていくことにします。