会社の時価総額が下がったことを利用して社員を働かせる役員

勤務先の株価がズルっと下がりました。

現場にきた役員がそのことに触れて、会社の時価総額がいくら下がったか?を何人かに聞いたわけです。

聞かれた人は答えられなく、それに対して「1,000億円も下げた」とドヤりぎみにいう役員。

株価が暴落した、もっと日々の業務に危機意識をもってほしいと社員に言っていました。

1,000億円という数字はすごいですが、パーセンテージでいうと5%ちょい。

株価なんてものは5%くらい下げることもありますし、需給によって毎日変動しているのはご存知のとおり。

それをここだけ持ち出して主張する役員をみて僕の心はシーンとなったわけですが、株に無縁な人たちはけっこう真に受けていました。

持ち出す数字で印象操作可能

印象操作のためにパーセンテージを使ったり、金額そのものを使ってくるシーンはよくあります。

数字自体はウソをつきませんけど、どの数字を持ってくるかで受取り手の印象操作ができるんですよね。

相手が数字をもちだして主張したときは、その数字の分母はなにか、影響度はどのくらいなのかを気にするようしています。

会社が用意する資料を読むときも意識を

印象操作は決算説明資料を読むときにも意識した方がいいことですね。

企業側は株主にアピールしたい数字は目立たせようとしますし、成長が鈍った数字は見せ方を変えてくることがあります。

特に前期と今期だけの二期比較だと印象操作されやすくなるので、それだけをドーンと資料で見せてきたときは気をつけるようにしたい。

こんなときはその推移を5年以上みたいので、過去資料を引っ張ってきたりします。

期間を広げればごまかされにくくなりますよ。

株投資するメリットはたくさん

こうやって与えられた数字の内容を見るようになったのも、株投資を始めたおかげです。

とくに長期投資に移行して決算資料を読むようになってから。

企業に投資する株経験というのはメリットがたくさんあるなぁと実感することが多いです。

短期売買なら値動きだけをみればいいですが、長期となればビジネスモデルと業績が大事。その判断のためにも数字に対する感度をどんどん育てていきたい。

それと同時に印象操作されない注意力も育てていきましょう!