
気になる株が見つかって、下げたら買おうと思っている人は多いですよね。
でもって実際に株価が下がったとして、じゃあ買うかというと買えない人が多い。
心理状態としてもっと下がるかもしれないと思っているからです。
そうしているうちに株価が復活してきてしまった。結局買えなかった・・・
これ、あるあるなお話し。
株価の持ち直しを確認してから買うこと自体はいいことなんですけどね。
頭としっぽはくれてやれという格言もあるように、落ちている最中ではなく売り落ち着きを確認してから買った方がいい。
でもこういう「あるあるなタイプ」は下げても上げてもいっこうに買えなかったりします。
下がったら買おうではなく、何がどうなったら買うか
そもそも「下がったら買おう」という姿勢がすごくあいまいです。
「下がったら買う」ではなく「何がどうなったら買う」のかを決めておいた方がいいです。
なんでもいいですが、例えば・・
- 配当利回りが3%以上になったら買う
- PERが20未満になったら買う
- PBRが1倍切ったら買う
こういうように数字としてわかりやすいものを決めておくといいですね。
ちなみにもしも値動きに影響されやすい自覚があるならば、テクニカル的な基準はやめておいた方が無難。
テクニカル的な基準というのは、「移動平均線にタッチしたら買う」や「ローソクで長い下ヒゲでたら買う」といったもの。
もしも移動平均線にタッチで買ったものの、そのまま移動平均線を下へ突っ込こんだらきっと焦ります。そしてこんなことはよく起きています。
目に入ってくる映像の影響力は大きいので、値動きに振り回される危険性が高くなるんです。
長期投資ならば、株を買うというのは株価を買うのではなく企業を買うスタンスになるわけです。
そういった意味でも、値動きに影響されやすい人はテクニカルな条件はやめておいた方がいいですね。
前提として長期保有する価値がある銘柄だということ
何がどうしたら買うの条件はなんでもいいと書きました。
なぜなんでもいいかというと、そもそもの前提として長期で持ち続けられる銘柄だと判断しているからです。
「この銘柄はいい。でも今は割高だからやめておこう。もしも利回りが3%を超えたら買おう」
こんな順番で決めておくと、そのときがきたら買えるようになります。
個別株の買い条件が面倒なら、鉄板のインデックス投資
個別に何がどうしたら買うと決めておくのは面倒だ!と思うのであれば、無理して個別株を買う必要はないですね。
S&P500のETFを毎月決めた日に決めた額を買い続けることが最適な答えになります。
これなら下げて安いときは多めに買うことになり、高いときは少なめに買うことになります。たんたんと買い続けるので時間を味方にできます。
下げたから買おうと思ってたのに実際に下げたら買えない。いっこうに金融資産が増えない。なんてことがなくなります。